児童養護施設から卒業したら

吹田市千里山に2018年3月【play hair Maif】

プレイヘアーマイフオープン！！

チャリティー美容師

大阪の兄弟美容師

コメダでミルク、

健太です。

昨日はボランティアカットの日でした。

暑いのに子供達は元気満タンです。

ボランティアカットを、初めた頃

たしか中学3年だった男の子

すごく気さくにいつも話かけてきてくれ

切った毛の掃除なんかも手伝ってくれるいい子。

ここ最近見ないなぁなんて思っていたら

昨日久々に顔を出してくれました。

久々に見た彼はなんだかゴツくなって

顔つきも少年から男へと変わりつつある様子

「今何年生なん？」

「高3やで！」

そんな会話から始まった将来の話。

彼は

外国語を学ぶ為に、大学に進学しようとしている。

凄く色々考えたんだろうなと思う。

児童養護施設というのは、18歳で卒業したら、施設を出ないといけない、

よく言えば自立

悪く言えば放り出される

僕ら兄弟の場合は養子として引き取ってもらったので、幼少期に施設を離れている。

彼は寮に入るといっていたので

恐らくこれからは自分1人だけの力で生きていくのだろう

僕も18で上京し、寮暮らしを始めたけど

僕の場合は同じようで全然違う

もし何かあったら頼れる人がいた。

1人で頑張っていたようで1人ではなかった

《存在》という見えにくくとても大きなものがあった

彼の詳しい事まではわからないけど、

多分自分の力だけでこれからやっていくんだと

これまでの彼とのやり取りで感じた

果たしてどんな気持ちでその選択に至り

果たしてどんな気持ちで、その道を進んでいくのだろうか

18歳の彼には、大きすぎて、重すぎるようには思うが、

それが彼の人生

僕も何度か考えたことがあるけど

［自分の人生を恨んでもしょうがない］

彼の人生の選択の中にある

色んな想いや考えが

何故だか凄く僕の中にしみた

卒業が近くなったら

僕のお店の名刺を渡し、

「いつでも来ていいし、困ってたら相談しにおいで」

って言葉をかけて新しい門出を祝福したいと思う。

急に1人になった時

色んな事があるから

是非僕らを上手く使ってくれたらいいなと思う。